葉の特性からなる多羅葉(タラヨウ)の花言葉。特徴や名前の由来なども紹介

春のお花

誕生日に多羅葉の花束を選ぶ際や、プレゼントにその花を加える予定であれば、その「花言葉」について知っておくことをお勧めします。

多羅葉の花言葉は一つの言葉で表現されていますが、花言葉は花の色や種類によって異なることがありますので、選ぶ際はその点についての配慮が必要です。

この記事では、多羅葉の花言葉だけでなく、色や種類、英語での呼称やその由来など、多羅葉に関する豊富な情報が詳しく掲載されています。また、こちらのサイトでは、多羅葉以外の花の花言葉も調べることができます。

多羅葉(タラヨウ)の花言葉は全部で1種類

多羅葉の花言葉は以下の言葉で表現されます。このシンプルでも力強いメッセージには、特別な背景があります。ここでその深い意味を掘り下げてみましょう。

  1. 伝える

葉の特性から生まれた多羅葉の花言葉

多羅葉の花言葉「伝える」は、その葉のユニークな特性に由来しています。多羅葉の葉は非常に独特で、緑に輝いている状態であれば、その柔軟な表面に直接文字を記すことが可能です。この特性から、多羅葉の葉は伝統的にメッセージを伝える手段として使われてきました。

多羅葉を用いると、通常の紙の手紙とは異なる、個性的で心温まるコミュニケーションが可能になります。例えば、誕生日、記念日、あるいは特別な感謝の気持ちを伝える際に、多羅葉の葉に直接心からの言葉を書き込むことで、そのメッセージはより深い感動を与えることができるでしょう。

さらに、この独特の伝達方法は、受け取った人にとって忘れがたい印象を残すため、多羅葉の葉を使ったメッセージは、特別な存在感とともに、長く記憶に残るものとなります。このようにして、多羅葉の花言葉「伝える」は、文字通りその機能を活かした美しい伝統から編み出されています。

多羅葉(タラヨウ)の特徴や魅力について

多羅葉はどのような特性を持ち、どのような花を咲かせるのかを詳しく紹介します。

多羅葉(タラヨウ)の特徴

多羅葉は一般的な常緑高木で、見た目には特別な点がないように見えますが、葉は約20cmの大きさで、厚みがあります。この葉にはユニークな特性があり固いものでこすると文字が書けるため、「はがきの木」とも称されます。この特性から、東京中央郵便局前など、郵便局関連の場所にしばしば植えられています。

多羅葉の葉を郵便物として利用する場合、短辺が9cmから12cm、長辺が14cmから23.5cm、厚さが1cm以下で重さが50g以内の葉を選びます。普通のはがきと同様に、その葉に直接文字を書いて切手を貼れば、郵送することが可能です。

多羅葉はまた、寺院や神社にも頻繁に植えられています。過去には多羅葉の葉を使って先読みが行われていました。その歴史的背景から、今も多くの寺院や神社などでこの植物が見られます。

多羅葉(タラヨウ)はいつの誕生花?

多羅葉は、特に1月14日に誕生日を迎える方へのプレゼントとして最適です。この日に生まれた人に多羅葉を贈る際は、その花言葉を添えて贈るとよいでしょう。

多羅葉(タラヨウ)の呼び方(英語名・和名)とその由来について

多羅葉の英語名とその由来、そして和名とその起源について説明します。

英語名:lusterleaf holly
和名:多羅葉(タラヨウ)

多羅葉(タラヨウ)の英語名「lusterleaf holly」の由来は?

「luster」は艶、光沢などの意味があります。艶のある葉で「lusterleaf」と名付けられました。「holly」は主にヒイラギのことですが、モチノキ科の植物を指します。多羅葉はモチノキ科に属しています。

多羅葉(タラヨウ)の和名「多羅葉(タラヨウ)」の由来は?

昔のインドでは、経文を書く際に「貝葉(ばいよう)」という特別な材料が使われていました。この「貝葉」は多羅樹(たらじゅ)から取れる素材です。多羅葉はその葉に文字を書くことができる特性があり、多羅樹に似ているという理由で「多羅葉(タラヨウ)」と名付けられました。

多羅葉(タラヨウ)の見頃について

多羅葉の花は黄緑色をしており、大変小さく、その直径は約4mmです。主に5月から6月にかけて開花することが一般的です。

多羅葉(タラヨウ)の基本情報

  • 学名:Ilex latifolia
  • 和名:多羅葉(タラヨウ)
  • 英語名:lusterleaf holly
  • 別名:ハガキの木、郵便局の木
  • 科・属:モチノキ科モチノキ属
  • 形態:常緑広葉樹
  • 原産地:日本、中国
  • 高さ:10m~20m程度
  • 耐寒性:やや弱い
  • 耐暑性:普通
  • 栽培難易度:やや初心者向け
  • 開花時期:5月~6月頃
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